2011年10月17日-10月21日
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2020年、宇宙には中国の宇宙ステーションのみか

2011年10月28日

 宇宙船「神舟8号」が発射エリアへと移動したのに伴い、神舟8号の打上げ、そしてドッキング目標機「天宮1号」とのドッキングがカウントダウン段階に入った。中国有人宇宙飛行プロジェクト応用システム総指揮の張厚英氏はこのほどインタビューに答え、ネットユーザーから寄せられた宇宙計画に関するいくつかの質問に答えた。広州日報が伝えた。

 ネットユーザー: 宇宙飛行士の体重、身長、年齢には特別な要求がありますか?

 張厚英氏:宇宙飛行士の選抜条件は、身長は初めは160-172センチとされていたが、現在は175センチまで拡大した。体重は50-70キロ。精神的な強靭さが要求され、例えば楊利偉(中国初の宇宙飛行士)が神舟5号に乗ったとき、1分間の脈拍数は65以下だった。また、手先の器用さも必要だ。我々が選抜した女性宇宙飛行士はいずれも優秀だ。年齢は30歳-40歳とされている。

 ネットユーザー:国際宇宙ステーションはいつごろ運用が終了するのでしょうか?数年後、宇宙には中国の宇宙ステーションのみとなるのでは?

 張厚英氏:国際宇宙ステーションは約10年後の2020年に運用が終了する。ただ、米国は寿命を2027年まで、あるいはもっと長く延ばしたいと考えているが、どちらにしろ、我々が2020年に宇宙ステーションを打ち上げた時、それが世界で唯一の宇宙ステーションとなる可能性がある。

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