2011年11月01日-11月04日
トップ  > 科学技術ニュース>  2011年11月01日-11月04日 >  神舟8号の5つの「最」

神舟8号の5つの「最」

2011年11月02日

 ■飛行時間が最長

 神舟8号は単独飛行5日間、ドッキング飛行180日間の能力を備えており、最長7日間というこれまでの神舟型宇宙船の記録を大きく塗り替えた。

 ■軌道投入精度が最高

 神舟8号はランデブー・ドッキング時の軌道精度を確保するため、打上げウィンドウを±1秒の厳格さでコントロールしている。

 ■メカニズムが最も複雑

 神舟8号に搭載された設備のメカニズムは、これまでに中国の開発した宇宙用設備の中で最も複雑で、ベアリングやギヤの数だけでも数百点、部品全体の数は1万点以上に上る。

 ■国産化水準が最高

 神舟8号は全ての設備において国産化を実現。輸送能力など多くの指標において、ロシアのソユーズ輸送船に相当する値を達成している。

 ■計測・制御レベルが最高

 神舟8号と天宮1号は1万キロメートルの距離から徐々に各々の軌道上の位置や飛行姿勢を調整し、互いの相対的な位置・速度・姿勢・角度を厳しく制御しなければならず、制御システム全体に非常に高い要求が課せられている。

※掲載された記事、写真の無断転載を禁じます