2011年11月01日-11月04日
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中国、60トン級宇宙ステーションの建設目指す 2020年めど

2011年11月04日

 中国は2016年までに宇宙実験室2機を打ち上げ、宇宙飛行士の中期滞在技術など宇宙ステーション建設に必要なコア技術を獲得、一定規模の宇宙利用を行う。2020年前後には、中核モジュールと実験モジュールを打ち上げ、60トン級の宇宙ステーションの組み立てを軌道上で行い、宇宙ステーションの組み立て技術や運営技術、地球近傍の宇宙における長期的な有人飛行技術を獲得、大規模な宇宙利用を展開する。中国共産党の機関紙、人民日報が3日伝えた。

 中国有人宇宙飛行プロジェクトの王永志総設計師はプロジェクトの最終目標について、「宇宙ステーションを建設し、人間が滞在できる科学実験室を宇宙に構築することだ」と説明した。
 
 3日未明に成功した無人宇宙船「神舟8号」と無人実験室「天宮1号」のドッキングは、宇宙ステーション建設に向けた大きな一歩となった。

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