2011年11月01日-11月04日
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中国の宇宙ステーション、世界に向けて開放へ

2011年11月04日

 中国有人宇宙飛行プロジェクトの周建平総設計師はこのほどインタビューに答え、以下のように述べた。

 中国の宇宙ステーションは3つのモジュールから構成される。重さは約60トンで、有人宇宙船と宇宙貨物船の重量を加えると80トンあまりに達する。この規模なら、中国の宇宙科学研究に向けた差し迫った需要を満たすことができる。もちろん、さらなる拡張の余地を残して設計されており、経済・科学技術の発展に伴い、モジュールを追加することもできる。

 宇宙には微小重力、高真空、高放射線など、多くの資源がある。これらは新たな知識・発見・製品の得るのに役立つだけでなく、宇宙と生命の進化の過程をより良く理解するのにも役立つ。これは我々が宇宙ステーションを開発する目的であり、動機だ。

 我々は宇宙ステーションを全世界に向けて開放する。中国の宇宙ステーションは中国の科学者に宇宙科学研究の場を提供するだけでなく、様々な国際協力を通じ、他国の科学者にもプラットフォームを提供していく。宇宙科学研究を通じて得た新たな知識は、全人類の財産であり、全世界が享受するべきだ。

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