中国国土資源部は3日午前、記者会見を開き、「中国鉱物資源報告（2011）」を発表した。中国国土資源部鉱物開発管理司の薄志平副司長は、「中国国土資源部の業務目標は、レアアース資源の開発と統合の推進、レアアース資源開発監督管理の強化、レアアースの備蓄制度の模索、レアアース取引センターの設立である」と表明した。中国経済網が報じた。
薄副司長によると、中国は2009年より、レアアースを対象とする調査権・採掘権許可証の新規発行を一時停止し、保護性採掘の対象となっている特定鉱物?の採掘方法を発表した。これは採掘統一計画、採掘総量調整、鉱物?の総合利用を実施する政策だ。2010年にはレアアース資源統合の取り組みを実施し、調査・採掘を秩序化し、レアアースと連動するメカニズムを構築した。今年、中国南部の5省15市で実施した重希土類採掘の連動を基礎とし、内モンゴルの白雲鄂博（バヤンオボー）、山東省の済寧市、四川省で重希土類採掘の連動を実施した。