中国国際航空は国内他社に先駆けて機内無線LANを導入する方針だ。11日に北京首都空港でボーイング737-800を使い無線LANフライトの検証飛行を行う。新京報が9日付で伝えた。
同社によると無線LANサービスはフライト中の乗客の楽しみを増やすためで、無料となる見通し。乗客自ら持ち込んだパソコンなどを接続できるが、地上のネットワークとはつながらない。飛行の安全性への影響はないが、離着陸時は使用できない。
今回の検証飛行は飛行中のインターネット接続を実現するものではない。同社によると地上のネットワークとはつながっていないため、ノートパソコンやタブレットPCなどを通じて機内の無線LANに接続し、あらかじめ用意された娯楽コンテンツなどを楽しめるだけだ。
中国国際航空は機内無線ネット接続と電話通信の推進で4月に中国電信と協力合意を締結した。衛星と機内LANの接続によりフライト中のインターネット接続を実現する計画だが、料金はやや高くなる見込みだ。