中信集団の通信衛星「亜州7号」が北京時間26日3時10分、カザフスタン・バイコヌール宇宙発射基地からロシアのロケット「プロトンM」によって打上げられた。同衛星は打上げから9時間13分後、ロケットからの切り離しに成功した。人民網が26日に伝えた。
同衛星は米スペース・システムズ・ロラール社が設計・建造したもので、信頼性の高い衛星プラットフォームSSL1300を採用。高いフレキシビリティを持ち、幅広い衛星アプリケーションと最新の技術ソリューションに対応している。
同衛星は、28本のCバンド・トランスポンダ、17本のKuバンド・トランスポンダ、1本のKaバンド・ビームを搭載し、Cバンドのエリアはアジア、オセアニア全域およびアフリカ、欧州の一部をカバーしている。このほか、高出力のKuバンドも提供し、東アジア・南アジア向けKuバンドビーム、軌道上可動ビームにより広域をカバーするほか、亜州4号、5号のために全面的なバックアップを提供することもできる。
亜州7号は現在正常に運行しており、数日後には赤道から3万6千キロ上空の対地同期軌道に到達する予定。