2011年11月28日-11月30日
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北京聯通、無料でブロードバンド通信速度をアップへ

2011年11月28日

 上海市でのブロードバンド通信速度向上に続き、北京聯通も無料でのブロードバンド通信速度アップを実施する見込みだ。北京聯通が27日に明らかにしたところによると、同社は現在、ブロードバンドユーザーを対象とした大幅なスピードアップ計画を制定中で、光ファイバーユーザーだけでなく銅ケーブルのユーザーも対象となるという。京華時報が伝えた。

 北京聯通の関係者によると、同社は現在、ブロードバンドユーザーを対象とした大幅なスピードアップを計画しており、上海電信が実施したスピードアップと同じように、インターネット料金はそのままで、ブロードバンド通信速度を数倍に向上させるという。例えば現在2Mbpsのユーザーの場合、8-10Mbpsとなる。上海と異なる点は、北京では光ファイバーユーザーだけでなく銅ケーブルのユーザーもスピードアップの対象となることだ。ただし、銅ケーブルの速度向上幅は光ファイバーには及ばない。スピードアップがいつごろ実現するかについて、同関係者は「今年年末には実現する見込みだが、現在具体的な方案はまだ打ち出されていない」としている。

 北京聯通によると、北京市における光ファイバーのカバー率は今年末までに55%に達し、100万世帯でFTTH(光ファイバーを使った家庭向けデータ通信サービス)が実現する。北京聯通は「第12次五カ年計画(2011-2015)」期間中にFTTHのカバー率を100%とすることを目指しており、一般家庭では最大100Mbps、企業では最大10Gbpsの通信速度が可能となる。

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