2011年11月28日-11月30日
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中国の調査船、日本の放射性物質漏れ事故の影響を再調査

2011年11月29日

 国家海洋局の海洋調査船「向陽紅09」が28日、青島から日本の東の公海へ向けて出航した。西太平洋上で放射性物質の第2回調査を行う。「京華時報」が伝えた。

 国家海洋局によると、これは前回調査の結果を踏まえ、日本の福島第1原発事故の西太平洋および中国の海洋環境への影響を継続的に把握し、西太平洋の海洋環境モニタリング・警戒情報システムを構築するための重要な航海だ。国家海洋局第三海洋研究所の指揮の下、国家海洋局北海分局と国家海洋技術センターが参加。調査隊員は総勢30数人で、35日間、総距離5000海里の航海を予定している。

 国家海洋局は6月16日から7月4日にかけて西太平洋への放射性物質の影響を初めて調査し、7月29日と8月23日に結果を公表。福島の東および南東方向の西太平洋海域で放射性物質漏れ事故の著しい影響を確認した。

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