2011年12月05日-12月09日
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中国の欧州での特許出願は先進国上回る年1.2万件

2011年12月05日

 中国と欧州の特許部門の代表が集まる第5回中欧特許部門トップ会議がこのほど重慶市で開催された。会期は2日間。国際的な一大貿易ルートである渝新欧国際貿易大通道における知的財産権の保護や欧州の特許制度について話し合う円卓会議も同時開催された。中国網が4日伝えた。

 国家知識産権局の田力普局長はあいさつの中で次のように述べた。中国は欧州にとって2番目の貿易パートナーであり、中欧間の貿易額は前年同期に比べて24.3%増加した。双方の経済貿易、科学技術、文化、人材などをめぐる交流は、特許制度の効果的な運用と切っても切り離せない。

 欧州特許庁のブノワ・バティステリ長官によると、欧州特許庁に世界各地から寄せられる特許出願の件数は毎年25万件に達し、うち中国からは1万2千件が寄せられ、英国、オランダ、スイスといった先進国を上回る件数だ。中国の知識産権局は特許の受理、審査、授与などで極めて大きな進展を遂げており、多くの面で欧州の特許部門と共通点がある。

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