2011年12月05日-12月09日
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中国、強制的な排出削減要求に関する条件を提示

2011年12月06日

 今週月曜日より、ダーバンで開催されているCOP17が交渉段階に入る。中国側は『京都議定書』の第2約束期間の確定が、交渉の主要条件であると表明した。国際金融報が報じた。

 中国代表団首席交渉代表の蘇偉氏は、「今回のCOP17で、EUや日本を含む先進国の、気候交渉における積極性が低下した」と指摘した。

 中国代表団は12月4日、「工業化国家が2012年に満期を控えた『京都議定書』の第2約束期間の確定に同意するならば、中国も2020年以降の強制的な温室効果ガス削減条例を受け入れる」と表明した。

 中国代表団の解振華団長も先ほど、「発展途上国が、自主的に温室効果ガス削減の約束を実行することを認めるべきだ。2020年以降は再度、強制的な条例を受け入れる。先進国がグリーン気候ファンドへの投資を約束し、2015年より各国の排出削減措置について評価を行った後、中国は強制的な排出削減条例を受け入れるだろう」と述べていた。

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