2011年12月05日-12月09日
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中国、今後5年間で人工衛星等100基以上を打ち上げへ

2011年12月07日

 中国航天科技集団によると、中国は第12次五カ年計画期間に宇宙機100基以上を打ち上げる。現在開発中の大推力ロケット「長征5号」も2014年に初打ち上げを予定している。京華時報が7日付で伝えた。

 昨年中国は15回の打ち上げを行い、衛星20基を宇宙へ送り込んだ。これは世界で2番目に多い。今年は現在までに17回の打ち上げを行い、年内にさらに2回予定している。今後数年間で打ち上げ頻度は一層高まる。

 航天科技集団にはすでに宇宙船「神舟」、衛星軌道運搬ロケット「長征」などの「ブランド」製品がある。中国は今後5年間で、衛星、宇宙船、探査機など宇宙機100基以上の打ち上げを計画している。そのほとんどは中国のために製造・使用するものだが、国際市場向けも少しある。

 現在7機種ある「長征」型ロケットは1990年に米国の衛星を打ち上げて以来、現在までに国際商業ベースの打ち上げを30回行い、14カ国・地域の衛星36基を宇宙に運び、6回の搭載サービスを遂行している。

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