ドッキング目標機「天宮1号」は北京時間15日9時52分、北京宇宙飛行制御センターの制御により、ヨーイングモードから三軸安定姿勢へと切り替えた後、有害ガスの検査など定期的な検査を行った。現在天宮1号の姿勢は安定しており、エネルギーバランスも良く、稼働状況は正常で、各搭載機器による実験も順調に行われている。「人民日報」海外版が16日に伝えた。
北京宇宙飛行制御センターの麻永平副主任によると、天宮1号はこれまで、ソーラー・パネルによる電力供給を確保してエネルギーバランスの要求を満たし、各システムのニーズを満たすため、持続的にヨーイングモードでの飛行を行っていた。
宇宙実験室の雛形である天宮1号は、毎月1度モジュール内の有害ガスの検査を行い、モジュール内に人体に危害を与える気体が存在していないかどうかを分析・評価している。これは今後の有人ドッキングに向けた準備であり、各システムの正常な状態を確保するため。