中国のインターネット調査専門組織であるDCCIインターネットデータセンターは22日午後、「中国ブロードバンドユーザー調査報告」を発表した。中国経済網が伝えた。
報告によると、今年第1四半期?第3四半期にかけ、中国大陸部の固定網ブロードバンドユーザー数は1億5千万人、3Gユーザー数は1億200万人に達した。しかし、大部分のインターネットユーザーは、実際のダウンロード速度が契約時のスピードを下回る「偽のブロードバンド」を利用しているという。
調査によると、ほとんどのユーザーが2Mbps又は4Mbpsのブロードバンドを契約しているが、2Mbps(約256KB/s)の場合、実際の平均スピードは142.2KB/sで、4Mbps(約500KB/s)の実際の平均スピードは232.7KB/sとなった。大陸部のブロードバンドユーザーの平均ネットスピードは199.3KB/sで、契約したスピードと大きく差が開いた。
報告ではこのほか、大陸部における1Mbpsあたりの毎月のブロードバンド料金は13.13ドルに達し、ベトナムの3倍、米国の4倍、韓国の29倍、香港の469倍に達したと指摘した。