中国工業情報化部の苗ウ（つちへんに于）部長は26日、全国工業情報化業務会議に出席し、「中国は2012年、電気通信、ラジオ・テレビ放送、インターネットの3つのネットワークを統合する『三網融合』を引き続き推進する。中国全土の各直轄市、省都、その他の条件を満たす都市での試行を促す。電気通信およびラジオ・テレビ企業は、技術・業務・提携方式のイノベーションを強化し、関連技術の研究開発と関連産業の発展を促す」と表明した。新華網が26日に報じた。
苗部長は「中国は2011年に三網融合を安定的に推進し、ラジオ・テレビ放送、電気通信業務の融合について一定の進展が得られた。企業提携、産業提携方式のイノベーションが強化され、新たな業務体制が形成された。三網融合のインフラ整備が加速化され、ユーザーに対して業務を提供する条件が備わり、関連製品の研究開発・産業サポート能力の強化が継続されている。ネット情報、文化安全面の監督管理も強化された」と述べた。
データによると、11月末現在、中国全土のIPTVサービス利用者が1100万戸を超え、携帯端末によるテレビ視聴者が4000万世帯を超えた。
苗部長は、「中国は2012年にIPTVサービス、携帯端末によるテレビ放送等の融合型業務の発展を促し、ネット情報の安全保障を強化する」と述べた。