国家海洋局が明らかにしたところによると、同局が実施する西太平洋海洋環境放射能調査の第2次調査がこのほど終了し、隊員らを乗せた海洋調査船「向陽紅09」が12月27日に厦門に到着した。人民日報海外版が伝えた。
今回の調査期間は1カ月間にのぼり、航程は約6100海里に達した。調査内容は大気・海水の放射能モニタリングおよび海洋生物、化学、動的場など海洋環境の総合的なモニタリングなど。
中国が西太平洋海域で放射能調査を行うのは今回が2回目となる。今回の調査は、第1次調査を基礎として、福島原発事故が西太平洋および中国の海洋環境にもたらした影響をより詳細に調査するもので、西太平洋海洋環境モニタリング警報システムを構築するための重要な調査となる。