中国聯合通信有限公司（中国聯通、チャイナユニコム）は28日、タブレット型コンピューターの普及に対応するため、同公司はこのほど第3世代移動通信システム（3G）対応の無線モデム「無線猫」の調達を行い、27日から正規版3G無線猫の販売をスタートしたことを明らかにした。人民日報系の北京紙「京華時報」が伝えた。
国内の市場調査データによると、今年第3四半期（7-9月）の国内のタブレット型コンピューターの販売台数は156万6千台に上った。現在の国内保有台数は800万台を超えるとみられ、その大部分がWiFi対応だ。同公司によると、いつでもどこでもタブレット型コンピューターでインターネットに接続したいとする利用者のニーズに対応するため、同公司はこのほど新型の3G無線猫用インターネット接続カードを打ち出した。このシステムを利用すると3GネットワークをWiFiネットワークに変換することができ、最大で5人の利用者が同時にネットに接続できるという。同公司がこのほど行った集中調達の入札では、中興通訊株式有限公司の「MF30無線猫」が最終的に選ばれた。
中国聯通によると、このたび新たに発売する3G無線猫用ネット接続カードは、タブレット型コンピューターで利用されるほか、WiFi機能を備えた電子端末であれば同カードによるネット接続環境を利用することが可能だという。