このほど行われた2012年国防科技工業工作会議で明らかになったところによると、中国の月探査計画第2期プロジェクトとなる月探査衛星「嫦娥3号」の任務ではこのほど、月面着陸機のホバリング・障害物回避および減速・下降のテスト、月面車の総合テストおよび屋内外でのテストなど、各種テストが実施された。技術方案の検証が行われ、プロジェクトの開発は重要な進展を得た。科技日報が伝えた。
月探査計画第2期プロジェクトの主な目標は月面への軟着陸と月面探査で、嫦娥2号、3号、4号の打ち上げ任務が含まれる。
嫦娥2号は昨年4月1日に設計寿命に達した後、引き続き追加任務を行っており、現在は地球から170万キロ離れた太陽?地球ラグランジュ2(L2)で深宇宙探査を行っている。
専門家によると、嫦娥3号の任務は月探査計画第2期プロジェクトの重要任務であり、月面軟着陸、月面探査、月面での生存、深宇宙の観測・通信と遠隔操作、ロケットによる月遷移軌道への直接投入などのキーテクノロジーで飛躍を遂げ、中国初となる地球外天体の直接探査を目指す。