中国気象局のサイトが伝えたところによると、同局は6日、期間2カ月に及ぶ気象衛星「風雲2号F」の軌道テストを開始し、正午には赤外線による雲の写真撮影に成功した。これにより、同衛星は5つのルートでの雲写真の撮影に成功したことになる。中国新聞網が伝えた。
風雲2号Fは風雲2号03シリーズの第一号衛星で、設計寿命が従来の3年から4年に延びている。指定された区域に対し、より柔軟で高頻度の観測が可能であり、5分間で南北方向2千キロメートルに及ぶ区域を観測することができる。台風や暴風雨といった数キロメートルから数百キロメートルの範囲(中尺度)の気象災害の観測能力を高める上で、極めて重要な意義をもっている。