2012年02月06日-02月10日
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北京の科学普及費は20億4200万元で全国最多

2012年02月07日

 先日公表された2010年度北京地区科学普及統計によると、北京地区全体の科学普及費調達額は20億4200万元(09年比14.78%増)で全国最多であることがわかった。科学技術施設の建設もある程度増え、普及方法も多様化している。人民日報が6日に伝えた。

 政府の拠出額は11億2100万元(同18.52%増)で全体の54.9%。このうち科学普及特別費が7億1450万元で、北京市統計局の発表した2010年末の常住人口1961万9000人を基に計算すると、1人当たり36.42元(同8.64元増)となる。社会からの寄付は6800万元(同150.85%増)だった。

 2010年末時点で床面積500平方メートル以上の科学普及施設は82館(同9館増)。内訳は科学技術館が12館、科学技術博物館が53館、青少年科学技術館(センター)が17館。4億8200万元が建設に投じられた。

 科学普及専門職員は6762人(同4.5%増)。このうち中級職階以上または大卒以上が4618人、女性は3331人、農村科学普及職員は646人。

 今回の調査は北京市科学委員会が北京地区の中央国務院部門、市レベルの各機関と人民団体、および16区・県を対象に実施。有効回答1586件を回収した。

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