パーソナルコンピューター、携帯電話、テレビの各産業が「クラウド」の概念を相次いで取り入れたのに続き、エアコン産業もこのほどついにクラウド製品を打ち出した。広東志高空調株式有限公司はこのほど、国内初のクラウド空調機を発売すると発表した。コンピューターや多機能携帯電話(スマートフォン)で遠隔操作や遠隔制御ができるという。人民日報系の北京紙「京華時報」が9日伝えた。
「iCon1」と名付けられた新製品は、直流式の周波数変換エアコンだ。デザインを担当した同公司の鄭祖義・新会長によると、このエアコンの利用者はコンピューターやスマートフォンに同公司が提供する応用プログラムをダウンロードすれば、これらの端末を通じて遠隔制御が可能になる。スイッチのオン・オフ、自動温度測定、温度設定といった通常の操作だけでなく、エアコンに搭載されたソフトウエアの継続的更新も行えるという。