第28次南極観測隊大洋チームは北京時間8日、南極プリッツ湾海域の3カ所の作業地点にそれぞれ1つずつ、計3つの観測ブイシステムを設置した。昨年12月18日に設置したブイシステム(1つ)を加えると、観測隊は今回の任務でプリッツ湾海域に計4つの観測ブイシステムを設置したこととなる。中国が同海域に複数のブイシステムを設置したのは今回がはじめて。新華網が8日に伝えた。
プリッツ湾はウェッデル海とロス海に続く、南極大陸3番目の海湾だ。中国はここを南大洋科学調査の重点研究海域としており、南極観測では毎年ここに観測・作業地点を設置し、海洋環境の総合調査を行っている。