2012年02月06日-02月10日
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中国人科学者、火星風成地形に類似する地形の研究を実施

2012年02月10日

 中国科学院の風成地形研究者は今年より、チベット高原および近隣地区の砂漠の風成地形に類似する地形を対象に、火星風成地形の研究を全面的に展開する。新華網が10日報じた。

 同研究プロジェクトを担当する董治宝氏は、「火星で現在発見されている風成地形は、地球上でよく見られる地形に類似しており、地形の形成における類似点が見つかる可能性がある。また形態学・発生学上において火星風成地形に類似する地球上の風成地形を、火星風成地形に類似する地形と定義付けることになる」と述べた。

 近年、チベット高原と近隣地区(ツァイダム盆地、クムタグ砂漠等)の火星風成地形に類似する地形が、注目を集めている。地球と比較した火星の特徴は、低気圧、低気温、乾燥だ。チベット高原と近隣地区の砂漠は、世界のその他の地区の砂漠と比較して、この特徴により合致する。

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