2012年02月13日-02月17日
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世界最大容量の水力発電所が一次審査通過 金沙江

2012年02月13日

 中国長江三峡集団公司が12日明らかにしたところによると、同集団が担当する金沙江(長江上流部)の下流における水力発電所群の開発は全面的に進んでおり、うち向家ハ水力発電所は雲南省と四川省の貯水テストが一次審査に合格し、第一期ユニットが年内にも稼働する見込みだ。「人民日報」海外版が13日伝えた。

 同水力発電所は1基あたりの設備容量が80万キロワットの水力タービン発電機を備え、1基あたり設備容量では世界最大の水力発電所だ。四川省と雲南省との境界に位置し、金沙江を擁するなど水エネルギー資源が豊富だ。発電所全体で80万キロワットの発電ユニット8基を設置する計画で、年内には2基の稼働を目指す。すべてのユニットが稼働すれば、年平均発電量は307億キロワット時に達するとみられる。

 *ハ:「土偏」に「貝」

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