教育部科学技術委員会の2011年度年次総会が13日、北京で開催された。大学を対象とした十大科学技術進展奨の発表も行われ、華中農業大学、清華大学、上海交通大学、四川大学、西安建築科技大学、西北大学、西南大学などが受賞した。「人民日報」が15日伝えた。
第11次五カ年計画（2006-10年、十一五）期間には、大学が国の16件の重大プロジェクト研究に参加し、973計画と重大科学研究計画で大学が担当したプロジェクトは全体の50％を超えた。大学はこのほか、国の自然科学基金に関連して担当したプロジェクトが年間通して全体の80％以上を占め、国の自然科学奨、技術発明奨、科学技術進歩賞の65％を受賞し、科学技術論文索引SCIの論文数の約85％を占めた。985プロジェクトの第一期重点建設9大学の1校あたり平均論文数は、英国のラッセル・グループやオーストラリア8大学の1校あたり平均を上回った。
教育部の杜占元副部長によると、大学は国のイノベーションシステムの重要な力となっている。第12次五カ年計画（2011-15年、十二五）期間中、大学の科学技術発展は高等教育の質向上をめぐって行われるべきであり、テスト事業や先行事業、重点突破項目を通じて、全体を発展させることが必要だという。