2012年02月20日-02月24日
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中国、昨年の石油・天然ガス探査で新たな飛躍

2012年02月24日

 最新のデータによると、2011年中国の石油探査において新たに確認された埋蔵量は、前年比2割増以上の13.7億トンに達した。うち、石油の確認埋蔵量が1億トンを上回った盆地は5カ所(オルドス盆地、タリム盆地、渤海湾盆地、ジュンガル盆地、渤海海域)。昨年の石油生産量は2.01億トンで、前年と同水準を維持した。「人民日報」海外版が24日付で報じた。

 昨年、中国の天然ガス探査において新たに確認された埋蔵量は、前年比約3割増の7659.54億立方メートルだった。うち、確認埋蔵量が1千億立方メートルを上回ったガス田は2カ所(長慶蘇里格ガス田、元ハガス田)。昨年の天然ガス生産量は前年比7.3%増の1011.15億立方メートルに達し、初めて1千億立方メートルを超えた。中国の天然ガス主要生産地は依然としてオルドス、タリム、四川盆地となっている。

 このほか、炭層メタンガスの新規確認埋蔵量は1421.74立方メートルだった。昨年末の時点で、中国全土における炭層メタンガスの累計確認埋蔵量は前年比5割増以上となった。

 固体鉱物の探査においては昨年、大中規模の鉱山132カ所が確認された。石炭の新規確認埋蔵量は575.1億トンだった。アンチモン鉱、スズ鉱の新規確認埋蔵量は前年比3倍以上、モリブデン鉱は約2倍、ボーキサイト鉱は4割増、その他の鉱物は約25%増となった。

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