2012年02月20日-02月24日
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CCTV新社屋にパナソニック製設備採用 五輪を3D放送

2012年02月24日

 国営中国中央電テレビ(CCTV)とパナソニックは23日午前、北京で「CCTV新社屋でのパナソニック製設備の全面的使用に関する契約調印式およびパナソニックによる2012年ロンドン五輪放映の全面的サポートに関する記者発表会」を行った。

 パナソニックチャイナの城阪俊郎会長があいさつに立ち、「パナソニックがCCTVに認められ、新社屋に弊社製品とサービスを提供できることになり、この上なく光栄です」と話した。パナソニックは2012年ロンドン・オリンピックの映像音響分野唯一のTOP(The Olympic Partner)スポンサーだ。ロンドン・オリンピックでは、撮影録画一体型3DカメラレコーダーAG-3DP1とAG-3DA1によって3Dテレビ生放送を行う。パナソニックは、近代オリンピック史上初めて、ロンドン・オリンピックで3Dテレビ生放送の技術サポートを全面的に展開する。城阪会長は、「パナソニックは今後も、最新技術と製品を提供し、CCTVとの協力を通じ、中国の放送事業発展に向けて最大限の援助を行っていく」と抱負を述べた。

 CCTVの何宗就・副局長は、「CCTVの新社屋は近く運用開始となる。また、CCTVによる中国初の3Dテレビ放送も今年スタートする。2012年ロンドン・オリンピックでは、五輪史上初の3Dテレビ放送が実現する。CCTVは3D放送権を取得しており、初の3D放送に挑戦する」と語った。

 ロンドン・オリンピックでは、開会式のほか、体操、陸上競技、水泳、飛び込みなど主要競技の3D放送が行われる予定。CCTVが放映するオリンピックの3D放送時間は300時間を上回る見込み。

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