2012年03月05日-03月09日
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月探査衛星「嫦娥3号」、計画通り2013年に打上げか

2012年03月05日

 中国空間技術研究院宇宙科学・深宇宙探査の首席専門家である葉培建氏(全国政協委員)は4日、開発中の月探査衛星「嫦娥3号」について次のように語った。人民日報海外版が5日付で報じた。

 「嫦娥3号の開発は順調に進んでおり、計画通り2013年に打ち上げられる見込みだ。嫦娥3号は重力が地球の6分の1である月面に着陸するため、嫦娥1号・2号とは違って『足』を持つなど、その形状・機能には特殊設計が施されている。次に、嫦娥3号は月面着陸後、多くの科学探査を行う。このため月の地形や月面での生存状況などを探査するための観測機器を搭載する。さらに、大気圏がないというメリットを活かし、月面から深宇宙の観測も行う。嫦娥3号はこのほか、中国初となる月面車も搭載する」。

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