広東省環境保護庁は8日、同日より珠江デルタ地域のPM2.5(直径2.5ミクロン以下の微小粒子状物質)モニタリングデータの公表を開始することを明らかにした。データは1時間ごとに更新される。珠江デルタは、他都市に先駆けて今年から改訂版「大気環境品質基準」に基づき大気のモニタリングを行う重点地域の1つ。人民日報が9日に報じた。
広東省は8日より、第一陣として珠江デルタ内の観測地点17カ所の大気モニタリングデータをウェブサイト上で公表開始した。珠江デルタのその他の観測地点のモニタリングデータは6月5日までに公表を開始する予定。公表されるデータはPM2.5のほか、二酸化硫黄、二酸化窒素、オゾン、PM10、一酸化炭素などの汚染物質濃度と大気品質指数。
第一陣となる17の観測地点は広州、深セン、珠海、中山、仏山、肇慶などの都市に分布している。