中国航天科技集団公司の張建恒副総経理(全人代代表)は10日、新華社の取材に答え次のように語った。新華社が11日報じた。
中国の宇宙事業は今、高度成長期に入っている。航天科技集団は「第12次五カ年計画(2011-2015年)」期間、100回の打上げを通じ、宇宙機100基を軌道上で安定的に運行させることを目指している。つまり、年平均約20回という高密度な打上げを行うこととなり、かつてない試練に直面している。2012年だけでも21のロケットによる宇宙機計30基の打上げが計画されており、うち、6月-8月にかけて行われる「神舟9号」の打上げでは初の有人ドッキングが行われる。
衛星測位システム「北斗」は現在、中国および周辺地域をカバーする基本システムが完成し、サービス提供が始まっている。今年は6基の北斗衛星を打ち上げる予定だ。北斗の測位精度は数十メートルにまで上がっており、ユーザーは中国周辺の国家・地域にまで広がっている。