2012年03月26日-03月30日
トップ  > 科学技術ニュース>  2012年03月26日-03月30日 >  国産旅客機「C919」、エンジン名を「長江1000」と確定

国産旅客機「C919」、エンジン名を「長江1000」と確定

2012年03月27日

 「中国商飛公司市場予測年報2010-2029年」によると、世界の航空機需要は2029年までに計3万230機に達し、うち双通路機は6916機、単通路機は1万9921機、ターボプロップ支線機は3393機、総額は約3兆4千億ドルに達する見込みだ。2029年までに、中国の大型旅客機需要は3750機に達すると見られる。

 中国商飛公司の呉光輝副総経理(中国の国産旅客機「C919」プロジェクト総設計師)はこのほど取材に答え、「単通路機であるC919は、将来的に国内外の市場で大きな需要が見込まれる」と語った。

 C919には2種類のエンジンが提供される。1つ目は米仏の合弁企業であるCFMインターナショナルが製造したLEAP-X1C。LEAP-XはエアバスA320やボーイング737の次世代機種にも採用され、進んだ技術を誇る。もう1つは国産のエンジンで、現在開発中だという。

 大型旅客機エンジンの開発を担当する中航商用航空発動機有限責任公司は昨年9月2日、国産大型旅客機のエンジン名を「CJ-1000A(長江1000)」とすることを正式発表した。中国経済周刊が27日に報じた。

※掲載された記事、写真の無断転載を禁じます