2012年03月26日-03月30日
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世界最大のシリコン薄膜太陽電池生産拠点、海南で完成

2012年03月30日

 漢能集団の海南シリコン薄膜太陽電池製造工場1期が29日、正式に操業を開始した。薄膜太陽電池の生産能力は200万キロワットに達し、世界最大のシリコン薄膜生産拠点となった。人民日報が30日に報じた。

 同工場は海口総合保税区に位置する。1期プロジェクトが完成後、年生産額は20億元、税引前利益は2億元に達する。第12次五カ年計画期のプロジェクトが全て完成すれば、年生産額は100億元に達し、5000人の雇用を創出するほか、新材料・太陽エネルギー応用・物流・上下流関連産業の発展を牽引することとなる。

 漢能集団のシリコン薄膜太陽電池は、同社が知的財産権を有する3層非結晶シリコンゲルマニウム薄膜太陽電池技術を採用。中国最先端の第2世代薄膜技術であり、変換効率は10%、部品コストは結晶シリコンよりも20%以上低い。

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