世界経済フォーラム(WEF)がニューヨークで発表した2011-12年版の「世界情報技術(IT)報告書」によると、情報通信技術の整備度と使用度が最高だった国はスウェーデンで、以下シンガポール、フィンランド、デンマーク、スイスが続いた。中国は51位でBRICSの中ではトップだった。新華網が報じた。
アジア各国を見ると、台湾と香港がそれぞれ11位と13位、韓国が12位、日本が18位につけた。中国大陸部は51位、インドは69位だった。
同報告書は、世界経済フォーラムと欧州経営大学院が共同で作成し、年に1度発表しているもので、世界各国の情報通信技術の整備度とそれに基づく競争力を全面的に評価した権威ある報告書だ。今年は世界142カ国の情報通信技術の発展状況に基づく「ネットワーク整備指数(Networked Readiness Index)」を算出した。
報告は「1位となったスウェーデンは、情報通信技術の向上を利用して国の全体的な競争力を高めるという突出した能力が示された。スウェーデンだけでなく、北欧国家はいずれも上位につけており、これらの国の教育基盤、技術整備度、革新面での高い水準が見て取れる」と指摘した。
世界経済フォーラムは独立した非営利財団。同報告の発表は今年で11年目となる。