2012年04月09日-04月13日
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南極青少年科学調査団が無事帰国

2012年04月10日

 2012年南極科学調査に参加した青少年団員らがこのほど無事北京に到着した。この調査活動は、中国科学院標本館ネットワーク科学普及委員会が主催、知楽網が共催したもの。光明日報が9日に報じた。

 南極調査に参加したのは、体力テスト、訓練、面接などの厳しい審査を経て選ばれた北京と西安の青少年ら。青少年団員は地質グループ、動物グループ、生態グループの計3グループに分かれ、中国人科学者6人、外国人科学者3人、科学普及関係者10人あまりと共に、環境アセスメントの厳しい監督の下、20日間にわたりサンプル採集や調査を行った。

 今回の活動では、南緯65度以南の地域にまで到達し、団員らは中国の南極長城基地、チリの南極基地などを訪問。ドレーク海峡の偏西風帯海水サンプル41個、南極半島の2地点における氷床コアサンプル75個のほか、火山噴出岩のサンプル、極地の石炭、植物の化石など貴重な標本・サンプルを取得した。現在、これらのサンプルの鑑定・実験室でのテストが行われている。

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