中国インターネット情報センター（CNNIC）はこのほど、「中国インターネット発展状況調査報告」を発表した。北京晩報が9日に報じた。
同報告によると、昨年末の時点で中国のモバイルネットユーザー規模は3億5600万件に達し、この1年間で1億2200万件増加した。スマートフォンユーザーのモバイルネット接続時間は平均で1日109分に達し、最も利用が多かったのがQQなどのインスタントメッセンジャーソフトおよびモバイル検索などだった。
使用増加率が最も高かったのは地図・ナビゲーション機能。モバイル版微博（ミニブログ）の利用者は昨年末の時点で約半数に達し、前年同期比23ポイント増で2位につけた。このほか、モバイル決済、ホテル・航空券予約も大きく発展している。モバイルでのEコマース利用の発展は滞っているが、非スマートフォンに比べると、スマートフォンによるモバイル決済、ホテル・航空券予約の使用増加率は比較的高い。
このほか、モバイルネットユーザーは毎日100分あまりネットに接続しているものの、有料サービスの購入意欲は低く、80％以上が過去半年間に有料アプリを購入したことがないと答えた。