北京五輪で使用され、一躍有名になった北京水晶石数字科技股フェン有限公司の技術「大規模デジタル映像技術の開発および大型イベントでの使用」がこのほど、北京市初となる重大科学技術イノベーション賞を受賞した。水晶石公司の盧正剛董事長はこのほど、同技術が今年のロンドン五輪の開閉幕式およびパラリンピック開閉幕式でも使用されることを明らかにしたが、具体的な内容については言及を避けた。北京晨報が16日に報じた。
このほど行われた北京市科学技術奨励大会において、審査委員会は同技術に対し、「デジタル映像分野における中国企業の世界的な影響力と競争力を高め、『中国創造』(クリエイテッド・イン ・チャイナ)のブランドイメージを高めた。水晶石公司は科学技術と文化の融合面で積極的な模索を行っている」と評価した。同技術は発明特許3件、実用新型特許13件、ソフトウェア著作権14件を取得、2008-2010年の売上増加額は13億800万元に上った。
盧董事長には「北京五輪、上海万博のような大型イベントで使用されることで、同技術はますます成熟し、使用コストも下がった。将来的にはデジタル教育、デジタル文化などの分野で一般向けにも使用される見通し。首都博物館の館内文化財のデジタル映像化プロジェクトはすでに完了している」と語る。