2012年04月16日-04月20日
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新型の鉄道救援台車が誕生 故障列車を迅速に搬送

2012年04月17日

 武漢鉄道局科学技術研究所が開発した鉄道救援台車「JYTC―?」がこのほど、湖北省襄陽市でのシミュレーション実験に成功した。列車の運行中に車輪に故障が生じた場合、これまでは救援列車が到着するのを待たなければならなかったが、この台車を使えば迅速に搬送することができる。科技日報が17日に報じた。

 ディーゼル・電気機関車の運行中に軸受・モーター軸受の故障などにより車輪が回転できなくなった場合、これまでは救援列車を派遣しなければならず、作業に4?5時間かかり、運行ダイヤにも支障をきたしていた。

 このほど開発された救援台車は体積が小さく、軽く、取り外しと取り付けが便利などの特徴を持つ。列車に故障が生じた場合、現場に到着した救援人員がすぐに車輪の下に台車を取り付け、車輪を持ち上げ、車輪の代わりに台車を前進させ、故障した列車を直ちに現場から搬送することができる。救援に必要な人員はわずか4人、40分以内に作業を完了できる。

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