中国科学院傘下の成都地奥製薬集団有限公司が製造する漢方薬「地奥心血康」カプセルがこのほど、オランダでの販売許可を取得した。中国が知的財産権を持つ治療薬がEU市場で販売されるのはこれが初であり、EU加盟国以外が植物薬の市場参入権を獲得したのも初となる。これにより、中国の治療薬が先進国の主流市場で販売されることとなる。人民日報海外版が報じた。
成都地奥製薬は2008年、オランダの薬事審議会(Medicines Evaluation Board:MEB)に関連の申請資料を提出した。4年余りの審査の結果、「地奥心血康」カプセルは今年3月14日にMEBの許可を取得、オランダでの販売が認められた。
オランダ医薬品審査局は3月22日、公式サイトにて「地奥心血康」カプセルの販売許可の情報を発表し、同製品を高く評価した。