世界最長の鋼管トラス橋、雅西(雅安-西昌)高速道路の干海子特大橋が22日に竣工した。交通運輸部により西部山岳地帯における科学技術モデル橋にも指定されている同橋の完成は、険しい山岳地帯での高速道路・橋梁建設が重大なブレークスルーを果たしたことを意味する。新華網が23日に報じた。
四川省石綿県に位置する同橋は全長1811メートル、幅24.5メートル。連続梁は最長1044.7メートル、橋脚の高さは最高107メートルで、同タイプの橋の中では世界一の高さを誇る。鋼繊維コンクリートを大橋の主体構造として全面的に採用したのは世界的にもこれが初となる。
干海子特大橋プロジェクトの指揮長である李治強氏は、「同橋は橋梁自体の重さを従来の橋と比べ50%以上カットした。耐震性に優れるだけでなく、杭基礎の数が約半減したことから資源を大幅に節約できた。また、最大限に施工の敷地面積を減らすことで、環境保護にもつながった」と語る。