中国科学院上海植物逆境生物学研究センターがこのほど上海辰山植物園に設立された。海外のハイレベル人材およびイノベーションチームを招致する「千人計画」を通じて中国科学院と上海市が共同で招致した朱健康教授およびそのチームが筆頭となり、同研究センターの建設を進めていく。人民日報が3日に報じた。
朱教授は中国共産党中央組織部が中心となって実施する「千人計画」によって招致された初の学者であり、世界的に有名な植物・生物学者であり、植物ストレス分子生物学で世界をリードする。2010年には米国科学アカデミーの会員に選ばれ、最年少会員となった。
同研究センターの長期的目標は、世界一流の植物科学研究機関を打ち立てること。短期的には植物の耐乾性 耐塩性、耐寒性、耐熱性の分子機構およびバイオテクノロジーなどを中心に研究を進めていく。