世界初、水稲の全遺伝子型DNAチップが誕生

2012年 5月4日

 中国中化集団傘下の中国種子集団有限公司は華中農業大学北京大学と提携し、世界初となる水稲の全遺伝子型DNAチップを開発した。これにより、種子の品種識別検査の正確性が大幅に高まり、育種の効率が向上し、偽物の種子による被害を根絶することができる。新華網が3日に報じた。

 中国種子集団・バイオテクノロジーセンターの喩輝輝博士によると、現在、水稲の種子の品種識別は通常国家基準が推薦する24種のSSRマーカーで行っているが、このほど開発されたDNAチップは全ゲノムに分布する5千あまりの遺伝子座から判断するため、品種識別の結果がより正確で信頼性の高いものとなる。

 また、このDNAチップは育種素材の遺伝的背景分析においてメリットを持ち、育種の中間素材の遺伝的背景を正確に判断し、制御することができるため、育種農家は必要に応じて素材の特性を選び、水稲育種の効率を高めることができる。

 DNAチップの開発は、中国種子集団が科学研究機関と提携して行っている育種体系商業化に向けた取り組みの中で達成したブレークスルーの1つ。同集団は近年、50億元あまりを投じて国家級種子バイオテクノロジーセンターを建設した。ハイテクを駆使し、商業化された育種モデルを採用することにより、育種のプロセスを加速し、優良農作物を栽培し、国の種苗業・穀物の安全を保障している。

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