中国初の石油深海掘削設備、南中国海で掘削開始

2012年 5月9日

 中国が自主設計・建造した初の第6世代深水半潜水型石油掘削プラットフォーム「海洋石油981」が本日、南中国海で正式に掘削を開始した。中国の石油会社が深海石油ガス探査・開発を独自に行うのはこれが初めてであり、中国海洋石油工業の深海戦略が実質的な一歩を踏み出した。中国新聞網が9日に報じた。

 ▽中国深海石油ガス開発の「艦隊」が出航

 2008年4月28日に建造が始まった「海洋石油981」は、中国が自主設計・建造した初の第6世代深水半潜水型石油掘削プラットフォームで、作業水深は最大3千メートル、掘削深度は1万メートルに達し、プラットフォームの重量は3万トンを超える。船底からデリック(掘削やぐら)頂部までの高さは137メートルで、45階建てのビルの高さに相当する。

 南中国海の石油ガス資源は極めて豊富であり、同地域全体の石油地質資源量は約230億トン?300億トン、天然ガス地質資源量は約16兆立方メートルと見られ、中国の石油・ガス資源量の3分の1を占める。うち、70%が153.7万平方キロメートルの深海エリアに埋蔵している。

 「海洋石油981」上で働く職員数は約200人に上り、職種は66種類、各設備は1500台に上る。

 「海洋石油981」の掘削が正式に始まったことは、中国海洋石油工業の深海戦略が実質的な一歩を踏み出したことを意味すると共に、中国のエネルギー設備技術と船舶工業技術が新たな段階に入ったことを意味する。「海洋石油981」をフラッグシップとする中国海洋石油の「深海艦隊」が正式に出航したことで、中国海洋石油工業の発展は新たな1ページを迎えようとしている。

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