2012年05月07日-05月11日
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有人ドッキング実施の神舟9号 今年6-8月に打上げ

2012年05月09日

 有人ドッキングを実施する宇宙船「神舟9号」の打上げに用いられるキャリアロケット「長征2号F」のテストチームは5日、北京で出征式を開催した。神舟9号が4月9日に酒泉衛星発射センターに到着したのに続き、キャリアロケットもまもなく発射センターに向け出発することとなる。北京晨報が9日に報じた。

 出征式では、「長征2号F」ロケットの劉宇総指揮、ケイ木春総設計師が指揮する中、テストチームのメンバー全員が国旗に向かって誓いの言葉を宣言し、成功旗にそれぞれ名前を書き、「任務成功」を約束した。

 「長征2号F」ロケットは4本の液体ブースタ、第一段と第二段ロケット、ノーズ・コーンなどから構成され、中国のキャリアロケットの中で離陸質量が最大で、最長のロケットとなる。

 中国は今年、3人の宇宙飛行士を乗せた神舟9号を6月?8月に打ち上げ、天宮1号と手動ドッキングを行う計画。現在、同任務はすでに全面的な実施段階に突入している。

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