中国の電子書籍の読者、1億人超える

2012年 5月10日

 パソコン、携帯電話、電子書籍リーダーの普及に伴い、デジタル読書が徐々に人々の間で広まりつつある。中国新聞出版研究院が発表した第9回全国国民読書調査によると、2011年、中国の国民(18-70歳)のうち、デジタル読書(インターネットを通じたオンライン読書、携帯電話、電子書籍リーダー、CD-ROM、PDA、MP4、MP5を使った読書など)を経験したことがある人は38.6%に上り、2010年比5.8ポイント増となった。中国青年報が10日に報じた。

 2011年4月に発表された「2010-2011年中国電子書籍発展すう勢報告」によると、中国の電子書籍読者は2010年にはすでに1億2100万人を超え、5年間で人数が約4倍になった。

 第9回全国国民読書調査によると、デジタル読書経験者のうち41.8%は有料ダウンロードに肯定的な意見を示している。受け入れ可能な電子書籍の価格は1冊平均3.5元(約45円)で、2010年の3.45元をわずかに上回った。デジタル読書経験者のうち、88.2%は「電子版を読んだら、同じ本の紙版を買うことはない」としている。

 電子書籍は巨大な消費潜在力を秘めている。しかし、登場したばかりの物によく見られることだが、電子書籍の急速発展に伴い、多くの「弱点」も露見している。中国新聞網と中国電信の電子書籍サービス「天翼閲読」が行った「電子書籍ユーザー満足度調査」によると、「電子書籍に満足している」と答えたユーザーはわずか3割だった。電子書籍の不満な点について、「質の悪い書籍が氾濫、品質がまちまち」とした人が50.8%で最も多かった。以下、「コンテンツ量に限りがあり、カテゴリーが少なく、更新が遅い」、「ユーザーエクスペリエンスが悪い、組版デザインが悪い」、「価格が高い、料金が合理的でない」とした人はいずれも3割を超えた。

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