国務院の温家宝総理は9日、国務院常務会議を招集し、情報化の発展、情報セキュリティ保障業務の推進について検討し、手配した。会議では「情報化の発展と情報セキュリティ保障の推進に関する若干の意見」を審議、採択し、「ブロードバンド中国」戦略などの重点業務の実施を確定した。京華時報が10日に報じた。
同「意見」は次のように指摘した。
中国は今後、情報ネットワークのブロードバンド化アップグレードを加速し、都市部における光ファイバー敷設を推進し、行政村でのブロードバンド・ユニバーサルサービス化を実現する。次世代インターネットの構築を加速し、次世代インターネットの要となるチップ、設備、ソフトウェア、システムの研究に重点を置き、産業化を推進する。電気通信、ラジオ・テレビ放送、インターネットの3つのネットワークを統合する三網融合を加速し、関連産業と市場を育成する。
中国はまた、情報化と工業化の融合を推進する。企業の情報化水準を全面的に高め、省エネ・排出削減の情報技術を普及させ、情報産業の競争力を強め、Eコマースの健全な発展を導き、サービス業の情報化を推進する。
中国は社会分野の情報化を加速する。電子政務の利用を引き続き発展させ、電子政務サービスの居住区、コミュニティ、農村への普及を加速し、サービス型の政府を構築する。社会管理と都市管理の情報化水準を高め、教育、医療、就業、社会保障、減災・救済などの分野における情報化を推進する。先進的なネットワーク文化を発展させる。