中関村華康遺伝子研究院の研究チームはこのほど、低コスト、高精度、高効率の次世代疾患遺伝子検査技術を開発した。すでに臨床の場において、各種遺伝性疾患の検査・予防に向けた応用にも成功している。新華網が13日に報じた。
専門家は「同技術の開発と臨床での応用成功は、遺伝子検査技術の大規模な普及を可能にした」との見方を示す。
この次世代遺伝子検査技術は、精度・経済性・効率などの面で現在主流の技術(第1世代シーケンシング技術、遺伝子チップ技術、ハイスループットシーケンシング技術など)を上回っている。同技術を利用すれば、よく見られる疾患原因遺伝子を検出できるだけでなく、関連する数百種類の原因遺伝子も検査でき、誤診率を下げることができる。また、新たな原因遺伝子の発見に向けた有効な手段ともなる。
中関村華康遺伝子研究院の魏偉院長は、「同技術があれば、中国ないしは世界最大規模の展開医療モデルにおける遺伝子技術研究・応用プラットフォームを構築することができる」と語る。