山東省青島海洋石油工程（青島）有限公司の埠頭で15日、中国初の深水パイプ敷設クレーン船「海洋石油201」の竣工・出航式が行われた。同船は今後、南中国海で試験的なパイプ敷設作業を行うほか、茘湾3-1ガス田で水深1500メートルにおけるパイプ敷設作業を実施する。
同船の竣工により、深水半潜水型石油掘削プラットフォーム「海洋石油981」の掘削が9日にスタートしたのに続いて、中国海洋石油工業の「深海戦略」がまた1つ実質的な成果を収め、世界最先端レベルの深海開発設備が完成した。
中国海洋石油有限公司（中海油）の責任者は「南中国海の深海開発を実施すべく、我々は『海洋石油981』や『海洋石油201』などからなる深海艦隊を建造した」と述べた。中国が初めて独自設計・建造した3000メートル級深水パイプ敷設クレーン船「海洋石油201」は、世界最高水準の海洋石油作業船を代表するものであり、多くの世界記録・国内記録を打ち立てている。