2012年05月14日-05月18日
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衛星測位システム北斗、世界シェア20%目指す

2012年05月17日

 第3回中国衛星測位システム学術年会が16日に行われた。同年会の科学委員会執行主席である、中国科学院の楊元喜院士は取材に答え、「衛星測位システム『北斗』の、世界衛星測位システムの精度・安定性・信頼性への寄与率は23.6%に達する」と述べた。中国新聞社が報じた。

 北斗システムは現在、多くの試練に直面しているが、楊院士は依然として北斗の国際市場進出に対し、自信にあふれている。楊院士は「北斗の将来的な目標は、中国市場シェアが80%、世界市場シェアが20%に達することだ」とした。

 現在、米国のGPS、中国の北斗、ロシアのGLONASS、欧州のGALILEOが世界4大衛星測位システムとなっている。これについて楊院士は「北斗の初回測位時間や時刻同期精度は世界的に有名な米国のGPSをも上回っている」とした。

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