2012年05月14日-05月18日
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将来ネットワーク産業革新の拠点が完成 南京

2012年05月18日

 南京市江寧開発区にある中国江寧ワイヤレス・バレー(将来ネットワークバレー)内において17日、中国(南京)将来ネットワーク産業イノベーションセンターが正式に業務を開始した。また、中国初となる将来ネットワークの産業連盟も同日設立された。同センターには今後、全国をリードするワイヤレス通信・将来ネットワークの産業拠点が建設され、産業規模は2015年までに500億元に達する見通し。中国新聞網が17日に報じた。

 計画によれば、江寧開発区の将来ネットワーク産業は「2つの核心、1つの拠点」という構造を中心に進めていく。すなわち、南京通信国家技術実験室と、中国(南京)将来ネットワーク産業イノベーションセンターを2つの核心、将来ネットワークバレーを1つの拠点とし、チップの設計、設備製造からアプリケーションサービスまでを網羅する完全な産業チェーンを構築し、国内一流、世界と同水準の通信技術と将来ネットワークイノベーション拠点、および産業の要所を打ち立てる。

 また、2015年までに上述の産業構造を初歩的に形成し、運営管理の中心である南京および12の試行都市からなる「国家級ネットワークインフラ環境(CENI)」の試験ネットワークを構築し、産業規模が500億元に達することを目指す。さらに2020年までに、将来ネットワークバレーにおいて上下流企業が提携し合う産業チェーンを形成し、CENI試験ネットワークと既存の通信キャリア基幹ネットワークの相互リンクを実現する。将来ネットワークバレーを世界的に有名な産業・開発基地とし、産業規模が1000億元に達することを目指す。

 同日設立された将来ネットワークの産業連盟は、中国(南京)将来ネットワーク産業イノベーションセンター、南京広電、南京電信、南京移動、南京聯通、華為ソフトウェア、東南大学南京大学など20機関が発起設立したもので、将来ネットワーク分野における中国初の産業連盟となる。

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