衛星測位システム北斗の商用化が加速へ

2012年 5月18日

 第3回中国衛星測位システム学術年会が16日、広州で行われた。同年会で明らかになったところによると、今年は中国の衛星測位システム「北斗」の建設と利用が同時進行で行われる重要な年であり、システムの商用化が全面的に加速する。新華網が17日に報じた。

 業界関係者は「北斗が生命力を持つためには、サービス価格をGPSと近づけなければならない。北斗の商用化で最も重要なのはユーザーの負担を重くしないことだ。北斗システムは中国独自のシステムであり、使用したいという声は多い。しかしユーザーに真の意味で受け入れてもらうためには、高性能の基礎の上に、GPSとほぼ同じ価格でGPSと北斗のサービスを同時に提供する、すなわち、コストはそのままで多元的な選択肢を提供する、という形式が必要だ」とした。

 北斗システムの建設および運営を基礎に、国内企業は商用化の道を積極的に模索している。衛星測位システム関連機器メーカーの北京合衆思壮科技は今回の年会において、北斗システム対応の一連の製品を打ち出した。中でも価格199元(約2500円)の北斗衛星測位モジュールは、北斗のコア部品の価格を約70%カットできるため、注目を集めた。 

 北斗システムは国家安全を保障する重要なシステムだ。しかしその建設コストは膨大であり、今後は民用化、産業化が必須となる。今年の年会では「応用に向かう北斗」がテーマとなった。北京合衆思壮科技は1994年より中国の衛星測位システム産業に従事し、「集思宝」、「任我遊」などのGPS製品を有するほか、測位分野のクラウドプラットフォーム「中国位置」を運営している。

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